Q&A
- 乳がん予防介入研究は誰でも参加できるのですか?
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現在、リクルートは終了しています。
- 乳がん予防介入研究に参加した後に、同意の撤回はできますか?
- はい。
下記連絡先に同意撤回の旨を電話、ファックスあるいは郵送にてお知らせください。登録頂いた住所もしくは指定の住所に同意撤回文書をお送りしますので、下記の連絡先まで郵送またはファックスで提出して下さい。
同意を撤回されますと、ご提供いただいたアンケートの情報や血液検体はすべて、責任をもって破棄させていただきます。また同意撤回以後、アンケート調査票や遺伝情報をお送りしたりすることは一切ありません。
- 研究参加後に引っ越す場合は、どうしたらよいでしょう?
- 事務局へご連絡いただければ、新しい住所へ遺伝情報をお知らせしたりアンケート調査票を送ったりすることができますので、大変助かります。お手数ですが、事務局(下記連絡先)まで、新住所をお知らせください。
・連絡先
愛知県がんセンター がん予防研究分野
分野長 松尾 恵太郎
〒464-8681 愛知県名古屋市千種区鹿子殿1-1
電話番号 052-764-2987(直通)
ファックス 052-764-2987(直通)
- 個人情報がきちんと管理されるか心配です。
- ご安心下さい。個人情報は、国が定めた基準にしたがって厳重に保護します。研究に用いる調査資料や血液から取り出した試料などは、全て個人を特定できないように番号をつけて(匿名化)、保管します。ただし、将来の追跡調査のため氏名などと番号との対応表を作り保管しておく必要があります。対応表は、研究に直接関係ない個人情報管理者が厳重に管理し、外部にもれることのないようにします。また、個人情報を扱うコンピューターは外部と接続しません。
- 採血した血液は研究が終わったら、どうなるの?
- 今回ご提供いただいた調査資料や生体試料は、原則として本研究のために使用させていただきますが、本研究終了後に、試料が残っている場合には、将来の研究のために個人を特定できないように匿名化して長期間保管させて頂きます。将来、遺伝性の乳がんの原因となる遺伝子変異(BRCA1/2遺伝子など、親から受け継いだ遺伝子の中に稀な変異があることによって、非常に高い確率で病気が発生するもの)についても研究を行う可能性があります。その際は当センターにおけるヒトゲノム倫理審査委員会での審査を得た上で、改めて承諾を取らせて頂きます 。
- Aグループになるか、Bグループになるかくじで決まるなんて、なんだか不安です。
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研究に参加される皆さんの希望通りにならないことに対して、疑問に思ったり不安になったりするかもしれません。この研究のように、くじ引きなどでランダムに参加者を割りふることを「無作為化」と呼びます。無作為化は、新しい治療や予防法の有効性を調べるのによく使われる方法です。
医学研究では、複数の予防法のどれが一番優れているのかわからない時、研究に参加した人をある一定の確率でAグループとBグループに割りふって経過を見る方法が最も良いと考えられています。今回の研究でも、遺伝的要因と環境要因を組み合わせた個別乳がんリスク予測法(Aグループ)と環境要因を使った個別乳がんリスク予測法(Bグループ)のうち、どちらのグループで生活習慣改善効果や定期的に検診を受ける人の割合が高いかを調べるために、参加して下さった方をくじ引きでグループ分けしています。
- B群に割り当てられたのですが、どうしても遺伝的リスクを知りたいので、すぐ検査して教えてくれませんか?
- 残念ながら、Bグループに割り当てられた場合、すぐに遺伝的リスクをお知らせすることはできません。上述の通り、今回の研究は、遺伝的要因と環境要因を組み合わせた個別乳がんリスク予測法(Aグループ)と環境要因を使った個別乳がんリスク予測法(Bグループ)のうち、どちらのグループで生活習慣改善効果や定期的に検診を受ける人の割合が高いかを調べるために、参加して下さった方をくじ引きでグループ分けしているからです。
しかし、ご希望の方には約3年後に結果をお知らせすることができます。ただし、その際は遺伝子検査の意義を説明した健康教育用映像を見ていただく必要があります。詳しくは3年後調査時にご案内いたします。
- リスク予測法でハイリスクになりました。とても不安です。すぐに愛知県がんセンターで診て頂けますか?
- 予測法でハイリスクになっても、すぐに乳がんになるわけではありません。まずは胸のセルフチェック(自己検診)をして、しこりなど異変があったら、受診して頂くのがよいと思います。
自己検診で異常がなくても、2年以上検診を受けていなければ、乳がん検診の受診をお勧めします。